ホワイトニングについて②
こんにちは、札幌市豊平区にあるさっぽろプロケア歯科クリニック 院長の野村です。
初夏となり、気温もだんだん高くなって、気持ちのいい季節になってきました。
マスクをしていると、喉の渇きに気付きにくいそうです。こまめな水分摂取などを行い、熱中症に気をつけましょうね。
今回はまた、ホワイトニングのお話の続きです。
みなさんは「ホワイトニングプリベンション」という言葉をご存知ですか?
ホワイトニングって、歯を白くするだけじゃないんです。
実は、歯周病と虫歯の予防になるとも言われています。
歯周病に対する予防としては、ホワイトニングの歴史をみるとわかります。
ホワイトニングの薬剤は元々歯周病の原因菌を殺菌させるために開発されました。その薬剤を矯正治療終了後のリテーナー(マウスピースのようなもの)に入れて使用したところ、たまたま白くなった、というところから始まりました。
そのことから考えると、現在のホワイトニングの薬剤は白くすることが目的となっているので、歯周病治療薬とまでは言えないですが、健康な人の予防につながる効果があるのではと言われています。
次に、虫歯に対しての予防ですが、ホワイトニング後の歯は虫歯菌が出す酸に強くなる性質があることがわかりました。また、ホワイトニング後にフッ素を塗ることで、普段よりフッ素を歯が多く取り込むことも言われています。そのため、絶大な効果ではないかもしれませんが、虫歯に少しでもなりにくくする効果があると思います。
このように、ホワイトニングには歯を白くする以外の副産物がたくさんあります。
お口の中の健康に興味がある方は、ぜひ試してみてください。
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