一般歯科

一般歯科では、歯の痛みや歯茎の腫れなど「虫歯治療」「歯周病治療」「根管治療」「入れ歯治療」などの治療を取り扱っております。一般的に虫歯や歯周病は保険適用の治療のイメージが強いですが、当院では保険診療・自由診療のどちらもご用意しております。

一般歯科における当院の特徴

特徴1:専任のデンタルコーディネーターが行う丁寧なカウンセリング

特徴1:専任のデンタルコーディネーターが行う丁寧なカウンセリング

「歯医者に行く」、「治療を受ける」ということを想像するだけで緊張してしまう方は少なくありません。当院では、患者様に適切な治療をご提供するために、患者様の症状の把握や、治療に対するご要望を的確に把握することを大切にしていますが、ヒアリングをする前にまずは緊張をほぐし、当院に慣れていただくことからスタートします。

多くの方は経験されたことがあると思いますが、診療台(ユニット)の椅子を倒しながらのカウンセリング。歯科医師の顔もよく見えず、ゆっくりと話すことはできませんよね。

当院では、個室の落ち着いた雰囲気のカウンセリングルームで、患者様の緊張がほぐれるように世間話を交えながら、カウンセリングをします。また、外部のカウンセリング研修でトレーニングを積んだデンタルコーディネーターが担当いたしますので、話が苦手という方や人見知りの方でもご安心ください。

特徴2:患者様お一人おひとりに適切なオーダーメイド治療

治療に対する優先順位は患者様ごとに異なります。治療費、審美性、機能性、通院の回数、治療期間など患者様のご要望に合わせて適切な治療をご提供することをお約束いたします。

なお、ご自分の希望がわからないという方もご安心ください。ライフプランなどから適切な治療計画をご提案させていただきます。

特徴3:充実のアフターフォローで再発させない治療

虫歯や歯周病は一度治療を終えても再発するリスクがありますが、治療を繰り返してしまうと、歯の機能を低下させることにつながります。当院では、患者様の体質や生活環境などを考慮して、治療後のアフターフォローを丁寧に行い、再発防止に努めています。

虫歯治療

虫歯治療

虫歯は放置すると症状が進行し、強い痛みを伴ったり歯が抜け落ちてしまうこともあります。早期発見・早期治療を心がけ、進行に合わせた適切な治療を行うことが重要です。

虫歯の原因

  • 歯磨きが十分に出来ていない
  • 甘い物の食べ過ぎ
  • 間食の回数が多い
  • 歯並びが悪く、歯の磨き残しをしやすい など

これらはすべて虫歯の原因につながります。

磨き残しによる食べかすなどが原因でできた歯垢(プラーク)や歯石は、虫歯菌の住処となり、糖を餌として増殖し歯の表面のエナメル質を溶かします。これが虫歯のできる原因です。毎日丁寧に歯を磨いても完璧に汚れを落とすことは難しいので、定期的に歯のクリーニングをして口腔内を清潔な状態に保てるよう心がけましょう。

虫歯の進行

虫歯の治療は、進行に合わせた治療が必要です。一般的に5つのステージに分かれますが、各ステージの症状や適切な治療方法を詳しく解説します。

  • C0:初期の虫歯

    C0初期の虫歯

    初期の虫歯は、よくみると歯の表面の透明度がなくなったり、白く濁るなどの変化がありますが見分けがつきにくく、痛みもないので気づかない方がほとんどです。歯科検診を受診することでこのような見落としが防げるので、定期的な予防治療を心がけましょう。

    【治療方法】
    C0の虫歯は、歯を削らずにフッ素を塗布して、自然治癒を促しながら虫歯を治します。フッ素には、エナメル層の修復や歯を丈夫にする効果があるのです。

  • C1:細菌がエナメル質に到達した虫歯

    C1細菌がエナメル質に到達した虫歯

    歯の一番外側にあるエナメル質に虫歯が到達すると、歯の表面に穴が空いたり、茶色く変色するなどの症状があります。神経に触れていないため痛みがありませんが、放置をせず早めに治療を受けましょう。

    【治療方法】
    C1の治療は、症状が軽い場合にはC0同様フッ素の塗布で自然治癒を促します。ただし、多くの場合は細菌に侵された歯の表面を削り、インレー(つめ物)をして穴を修復します。当院では、保険適用の治療と自由診療の2種類の修復治療をご用意しております。「治療費を優先に考えたい」、「治療跡が目立たないようにしたい」、「虫歯になりにくい素材にしたい」などご要望があれば、お気軽にお申し付けください。

    ※自由診療のメリットや詳しい情報を知りたい方は、こちらをご確認ください。

  • C2:細菌が象牙質に到達した虫歯

    C2細菌が象牙質に到達した虫歯

    エナメル層の内側にある「象牙質」は、神経に近いこともあり、甘い物や冷たいものを取ると歯がしみるようになります。象牙質は、柔らかい歯質のため、虫歯の進行が早く注意が必要です。

    【治療方法】
    虫歯菌に侵された部分の歯を削って、インレー(つめ物)をして虫歯を治します。この時に、虫歯菌を残して穴を塞いでしまうと、虫歯が再発してしまう可能性があるので、見落とさないように丁寧な治療をすることが重要です。

    当院では、丁寧な麻酔処置で痛みの少ない治療を心がけておりますが、治療が怖い、痛みに弱い方などは、ご遠慮なくお声がけください。

  • C3:細菌が神経に到達した虫歯

    C3細菌が神経に到達した虫歯

    歯の神経や血管が集まる歯髄(しずい)に虫歯菌が到達すると、強い痛みを感じます。ずきずきとした鈍痛や、歯茎の腫れなど歯髄炎(しずいえん)を起こしているので、早めの治療が重要です。

    【治療方法】
    歯髄炎の中でも比較的症状が軽い、歯髄充血の段階ではC2同様神経を抜かずに歯を削って治療を行います。神経まで虫歯菌が侵食している場合には、神経の中をきれいに洗浄して滅菌処理を行い、神経内を無菌状態にする根管治療をします。
    ※根管治療についての詳しい情報は、こちらをご確認ください。

  • C4:細菌が歯の根まで到達した虫歯

    C4細菌が歯の根まで到達した虫歯

    神経が死んでいるので痛みがないC4の虫歯は、普段歯として見えている『歯冠(しかん)』部分はほとんどなく、『歯根(歯の根っこ)』だけが残っている状態です。

    【治療方法】
    歯を残すことが難しく抜歯をします。当院では、歯を失った部分の治療として「インプラント」「ブリッジ」「入れ歯」の治療をご用意しております。治療期間、メンテナンス、治療回数など、各治療の特徴をご説明いたしますので、ご希望の治療方法をお選びください。

根管治療

根管治療

根管内が細菌に侵された虫歯は、歯を温存できるように根管治療を行いますが、根管内には血管や神経が複雑に入り組んでいるため、根管治療は歯科医師の技術や経験などが必要です。
当院では、拡大して患部の症状を確認できるマイクロスコープを使って、精密に根管治療を行います。神経の周りを治療する根管治療は、治療中に強い痛みを伴う場合があるので、当院では、丁寧に麻酔を施すことで治療中の痛み軽減につなげています。

根管治療の流れ

  • 1根管内の細菌をきれいに洗浄し、消毒をします。

  • 2神経や血管の集まった歯髄の中にある管「歯髄孔(しずいこう)」を、専用の医療器具を使って、治療をしやすいように広げます。

  • 33根管内に細菌が残っていると、虫歯が再発してしまうので広げた歯髄孔の中に、根管充填(じゅうてん)剤を詰めて無菌状態にします。

  • 4根管治療が必要な虫歯は、広い範囲の歯冠を失っているのでクラウン(かぶせ物)をして、歯を補修します。なお、当院で扱うクラウンには保険が適用される銀歯やプラスチック製のレジンの他に、治療の跡が目立たず審美性の高いセラミックや、強度、柔軟性がある素材、金属を使わないメタルフリーなどの自由診療もご用意しております。治療に対する優先順位や仕上がりのイメージなどを、お気軽にご相談ください。

※自費診療の治療について詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

歯周病治療

歯周病治療

歯茎の腫れや出血などの症状にお困りですか?その症状、歯周病のサインかもしれません。30歳以上の日本人の80%以上がかかっていると言われる歯周病は、世界的に見ても3番目に患者数が多い病気です。

歯周病菌が増殖すると、お口の中に毒素が充満し歯を支えている骨(歯槽骨)や歯茎を溶かしてしまうのです。歯周病は口腔内のトラブルに収まらず、糖尿病を悪化させたり、狭心症をはじめとする疾患を引き起こすなど体全体にも悪影響を及ぼします。また、妊娠中の方が歯周病になると早産や低体重児の原因にもなるので注意が必要です。

歯周病の進行

歯周病は次のように進行します。

  • 1:歯肉炎

    1歯肉炎

    お口の中にある歯周病菌が増殖して発生する毒素が歯茎を溶かし、歯茎の腫れや歯磨きの際に出血などの症状が起こる初期の歯周病を歯肉炎といいます。

    【治療方法】
    歯の表面に付着した歯垢や歯石を、専用の医療器具を使い除去します。このような治療をスケーリングといいますが、当院では院内と外部でトレーニングを受けた歯科衛生士が丁寧に治療を行います。

    歯周病の進行度合い、患者様の免疫力、歯磨きの丁寧さなどにより回復するスピードが変わるため治療回数は、患者様によって異なります。

  • 2軽度の歯周炎

    軽度の歯周炎は、歯を支える骨が溶けはじめた状態です。歯茎の腫れや痛みなどが、代表的な症状にあげられますが、軽度の歯周炎であれば抜歯をせずに歯周病を治すことができますので早めに治療を受けましょう。

    【治療方法】
    症状が改善されるまでスケーリングと経過観察を続けます。

  • 3中度の歯周炎

    中度の歯周炎になると歯を支える骨が溶けて、グラグラと歯が揺れる、強い痛み、歯茎に膿が溜まるなどの症状があります。

    【治療方法】
    この状態になると、スケーリングだけでは症状が改善できないので、外科的手術で歯周病を治します。外科的手術は、歯茎を切開して歯茎の内側に溜まった歯石を除去した後に、歯茎を縫合して終了です。抜歯後は、経過観察のもと、適切なタイミングで症状が改善されるまでスケーリングを続けます。

  • 4重度の歯周炎

    重度の歯周炎になると、歯を支えている歯槽骨は吸収されてほぼなくなり、歯は抜け落ちる寸前です。歯茎もハリがなくブヨブヨした状態です。

    【治療方法】
    歯が抜け落ちる前に、歯槽骨を補強する再生療法を行って歯の支えを作ります。

再生療法の流れ

  • 1専用の医療器具スケーラーで歯石を除去

  • 2歯と歯茎の間に、再生療法用の薬剤を注入して歯槽骨の再生を促します

  • 3約半年程で再生化されますが、その間も定期的にスケーリングを実施

この再生療法でも症状の改善が見込めない場合は、抜歯をして歯周病の進行を食い止めます。当院では、できるだけ歯を抜かない治療を心がけておりますが、このように他の歯に悪影響を及ぼす場合は、抜歯をして現状よりも口腔内の状況が悪化することを防止します。

なお、歯を失った部位は「インプラント」「入れ歯」「ブリッジ」で補修治療を行います。

当院の歯周病治療の種類

スケーリング

スケーリング

スケーラーと呼ばれる医療器具で、歯の表面に付いた歯垢や、歯と歯茎の間にできた歯周ポケットの溜まった歯石の除去をします。

外科的手術

歯周ポケットが深くてスケーラーでは除去ができない歯石は、歯茎を切開して取り除きます。歯茎を縫合するので、口腔内の環境を比較的短期間で改善できるのです。

再生療法

歯は常に動いていますが、歯槽骨や隣の歯に支えられて歯列を保っています。ぐらぐらとした歯が抜け落ちないように、再生効果のある薬剤を歯の周りに注入して歯槽骨を強化する治療が再生療法です。

ブラッシング指導

ブラッシング指導

歯周病は歯科医院で行う治療と、患者様のセルフケアの両方が欠かせません。丁寧に歯垢や歯石を取り除いても、歯磨きが不十分であればすぐに歯垢がついてしまうからです。

磨き残しが多い場所を確認、ブラッシングの際の力加減、糸ようじやフロスを使ったより丁寧なオーラルケア、マウスウォッシュによる口腔内の除菌など、当院では歯周病に有効な正しいブラッシング指導を実施しております。

入れ歯治療

入れ歯治療

虫歯や歯周病の放置、ケガや交通事故などの外傷によって歯を失った場合は、歯を補う治療が必要ですが、その選択肢の1つに入れ歯治療があります。

最近の入れ歯は、審美性の高いものや、装着した時に快適、しっかりと硬いものも噛めるものなどさまざまな入れ歯があります。また、保険適用の入れ歯もあるので、比較的費用を抑えて治療をすることができることから、高齢者に限らず若い方も入れ歯を選ぶ機会が増えています。

入れ歯のメリットとデメリット

入れ歯のメリット

  • 保険適用の入れ歯と自由診療があり、自分の好みに合わせた入れ歯が作れる
  • ブリッジのように、健康な歯を削らずに治療ができる
  • 比較的短期間で治療ができる
  • 上あごまたは下あごに1本も歯がない場合でも、治療ができる

デメリット

  • 厚みのある入れ歯は、装着した時に違和感や話しにくさを感じる場合がある
  • 入れ歯がずれて、硬い物が噛めない
  • 毎日洗浄や除菌しなければならず、メンテナンスに手間がかかる

2種類の入れ歯

大きくわけて入れ歯は、2種類に分類されます。

1:部分入れ歯

部分入れ歯は、上あごまたは下あごに1本でも歯が残っている場合の入れ歯で、残りの歯にバネと呼ばれる留め具を引っかけて、入れ歯を装着します。当院では、保険適用の入れ歯と自費診療の入れ歯を取り扱っていますので、治療費や審美性、快適性など患者様のご要望に合わせて最適な入れ歯を作製いたします。

2:総入れ歯

総入れ歯は、上下のあごに1本も歯がない場合の入れ歯です。入れ歯の土台に人工の歯をきれいに並べてた入れ歯を、入れ歯専用の接着(安定)剤を使ってあごに装着します。土台部分が薄く快適なつけ心地の入れ歯や、食事の温かさを感じることができる入れ歯、保険が適用でき治療費を抑えて作れる入れ歯など、当院ではさまざまな総入れ歯をご用意しております。

当院の入れ歯の費用

  • 保険適用の入れ歯

    主材料:プラスチック

    部分入れ歯 自己負担3割の場合 5,000円~13,000円
    総入れ歯 自己負担3割の場合 12,000円
  • 自費診療の入れ歯

    主材料:コバルトクローム合金・チタン合金(※保険が適用されません)

    部分入れ歯 178,200円(税込)
    総入れ歯 231,000円(税込)~407,000円(税込)

ブリッジ

ブリッジ

歯を失った場合の治療の選択に、ブリッジがあります。歯がない場所の両脇の歯を削り、セラミックなどで作った人工の歯を引っかけて失った歯を補います。

ブリッジは3、4本まとまった人工の歯の形状が、橋(ブリッジ)に似ていることからこのような名前がつきました。

ブリッジのメリットとデメリット

ブリッジのメリット

  • 短期間で治療ができる
  • 保険適用の治療もあるので、費用を抑えて治療ができる
  • しっかりと食べものが噛める

デメリット

  • ブリッジの支えとなる2本の歯を削らなければいけない
  • 支えの歯は、少しずつ負担がかかるので長期間使用すると、歯が削れてしまい更にダメージを与えてしまう
  • 再治療を行う際は、再び歯を削らなければいけない
  • 金属製の素材を使う時は、劣化して金属が溶けだし金属アレルギーを引き起こしたり、歯茎の黒ずみの原因になることがある

当院のブリッジの治療費

  • 保険適用のブリッジ

    自己負担3割の場合 13,000円~15,000円
  • 自費診療のブリッジ

    210,000円(税込)
    ※義歯の素材や本数によって金額が変わります。
    ※自費診療のブリッジは、保険が適用できません。

お問い合わせはお気軽に

専任のカウンセラーがご相談をお受けいたします。歯の痛みや歯茎の腫れ、訪問診療のことなら当院にお任せください。

9:00~12:30 / 14:00~18:30
水・日祝休診 ※土曜は16:00まで

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