このような調査結果から、圧倒的に日本の予防治療に対する意識レベルが低いことをお分かりいただけましたでしょうか。今現在健康な歯があり、不便さを感じていなければ予防治療の重要性に気づくことは難しいかもしれませんが、何年も健康診断や人間ドックを受けていなければ健康状態に不安は残りますよね。
歯科検診を受けないということは、健康診断を受けていない状態と同じといえるでしょう。また、歯周病などの口腔内のトラブルは、糖尿病や狭心症を引き起こす可能性もあるので、結果として健康状態にも大きく影響するのです。
人生100年時代といわれる中、生涯自分の歯で食事をできることはとても幸せなことといえるでしょう。そして、食事を楽しめるということは生きがいや栄養摂取による健康維持にもつながります。また、咀嚼(そしゃく)という行為によって、脳に刺激を与え認知症予防にもなるのです。
毎日丁寧に行うセルフケアと3ヵ月に一度の定期検診で、健康で丈夫な歯を一緒に維持しませんか?