こんにちは!

札幌市豊平区にあるさっぽろプロケア歯科クリニックの秋山です。

みなさんは歯の神経を取る治療(根の治療)を受けたことはありますか?

ひどい虫歯で歯の神経まで細菌で汚染されてしまったら、歯の神経を取り除く、根の治療を行います。

この治療は根管治療と言い、根の中がキレイになるまで何度か行います。

この根管治療、いつまで続くのだろう…

と感じたひとは少なくないと思います。

では、どのくらいの期間を必要とするのでしょうか??

🦷根管治療について

神経まで達した大きな虫歯の場合、根の中が非常に汚染された状態になっています。

神経や血管を取り除き、根の中がきれいになるまで洗浄と消毒を繰り返します。

少しでも細菌が残っていると、歯茎が腫れたり、被せ物をつけた中で細菌が再び増殖し

、痛みや違和感などの症状が現れるため、完全にきれいになるまで通院が必要です。

根の中に細菌や膿、出血などが認められなくなったら、最終的なお薬を詰めて根管治療は終了します。

🦷根管治療に必要な期間とは

では、根管治療が終わるまでにどのくらいの期間が必要なのでしょうか。

これは、虫歯の程度や根管の数などにより変わります。

例えば、ズキズキ痛むのになかなか歯医者に行けず、やっと受診した頃には症状が悪化し

ていたなどの場合は、根管治療の期間も長くなる傾向があります。

また同じ根管治療でも、汚染の程度が軽い場合は数回の通院で済む場合もあります。

歯の状態のみならず、患者さんの通院スパンなどにもよるため、根管治療の期間はどのくらいかかる、とは一概には言えないところなのです。

🦷途中で根管治療を中断しないで!

よくあるケースとしては、根管治療を途中で中断することがあります。

もう痛くなくなったから、時間がないからなどの理由で根管治療を途中でやめてしまうと、まだ完全にキレイになっていない根の中で細菌が増殖し、症状を悪化させてしまいます。

痛みがなくなっても最終的なお薬を詰めて被せ物をするまでは勝手に治療を中断しないことが大切です。

🦷根管治療が長引くケース

炎症が根管の中だけでなく、根の先の骨の周りまで広がっていると、治療が長引く場合があ

ります。

根管治療を続けているにもかかわらず痛みがある、歯ぐきが腫れてきたなどといった症状が見られる場合は、根の先の骨まで炎症が広がっている可能性があり、治療期間も長くなる傾向があります。

しかし長引く根管治療は、逆にリスクを大きくしてしまうことがあります。

その理由としては

・再感染のリスクが高くなる

・仮の蓋で覆っているだけなので、しっかりと噛みにくい

・虫歯が大きく、歯をたくさん削っている場合、噛んだ時に歯が割れる可能性がある

・仮歯がない場合、長期間にわたる治療で噛み合わせが変わることがある。

・両隣の歯が倒れてくる可能性があり、被せ物を入れた時に噛み合わせが変化する可能性がある。

根管治療が長引いてしまうと、噛む機能を回復させる治療にもかかわらず、噛み合わせに影響が出る恐れもあるのです。

当院でも、歯の状態や症状によってそれぞれ回数や内容を考えながら根の治療を行っております。

疑問が有ればお気軽にご質問いただきたいですが、

根の治療途中で中断してしまうのはなるべく避けていただきたいものです。

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当院の診療時間の案内

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土曜日     9:30〜17:00

水曜・日曜   定休日

(祝日がある週のみ水曜日9:30〜17:00で診療)

投稿者: さっぽろプロケア歯科クリニック