抜歯後の放置
こんばんは!!
札幌市豊平区にあるさっぽろプロケア歯科クリニック受付の田中です(^^)
今日は歯を抜いた後、治療をしなかった場合に起こりえるリスクについてお話ししたいと思います!
虫歯などで歯を抜いたあと、
「1本歯がなくなったけど生活に支障がないから」、
「今は忙しいからそのうちまた治療すればいいか」
などと治療を中断してしまう方が時々いらっしゃいますが、
それは絶対にやめてほしいです!!!!!
なぜなら、歯を抜いたまま放置してしまうと、少しずつですがお口の中の状態が変わってきてしまいます😣
歯を抜いた後にどんな治療をするかも大切ですが、「歯を抜けたままにしておかない」ということが一番重要なんです!!
では抜歯後に治療をしなかった場合に起こりえるリスクを説明します。
①抜けた歯とかみ合っていた歯が、抜けた歯のスペースに伸びてくる
⇒抜いた歯の反対の歯の長さが長くなるのではなく、骨の中に埋まっていた部分が出てくる。抜いた歯のスペースを補うための人口の歯を入れる際に、難しい治療になる。
②抜けた歯の両隣の歯が、抜けた歯のスペースに動いたり、傾いてくる
⇒歯は相互に力を掛け合うことで位置を保っている。しかし、歯を抜いてしまうとその両隣の歯を支えてくれる歯がなくなってしまい、歯を抜いてできたスペースに徐々に動き、傾いてくる。傾いてしまった歯を元に戻すためには全体的な矯正が必要になる。
③噛む合わせがおかしくなる
⇒①、②が起こることで、噛み合わせがおかしくなる。抜いてしまった歯の本数が多い場合はうまく噛むことができず、もう片方の歯ばかりで咬み、咬み合わせのバランスが崩れる。このように咬み合わせが崩れることにより、顎関節症の原因となるリスクも高くなる。
④うまく発音できなくなる
⇒歯がない部分から息が漏れ、発音が不明瞭になってしまう場合もある。
⑤きちんと噛めないことで胃腸に負担がかかる
⇒咬み合わせのバランスが崩れてしまうことによって、うまく食事を咀嚼できない状態が続くと消化しにくい状態で食べ物が胃腸に送られることになり、胃や腸への負担が増加する。
また、咀嚼がきちんとできないと唾液の分泌が不足する為消化の妨げにもなる。
⑥歯の骨が溶けることによって歯茎の位置が下がってくる
歯を失うと歯茎が下がる。しかし、これは歯茎が下がっているわけではなく、歯を支えている歯槽骨という骨が歯を失ったことで機能しなくなり、幅と高さを徐々に減らし、骨量が少なくなっている状態。
歯を抜いたまま放置してしまうと、こういった問題が起きる可能性があります!
カウンセリングでもこれから抜歯する患者様には抜歯後放置しないようにお話しますが、
すでに今抜歯後放置しているという患者様は、お早めに治療を再開するようにお願いします!
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