う蝕の原因について その3(飲食物)

こんばんは、札幌市南区にあるときわプロケア歯科クリニック 歯科医師の今多です。前回は、4つあるう蝕の原因のひとつである時間についてお話しました。

今回は、う蝕の3つ目の原因である「飲食物」についてお話します。

まず、食物の化学成分からみていきましょう。食物の化学成分としては、三大栄養素である糖質・脂質・タンパク質が挙げられます。このうち、脂質とタンパク質はいくら摂取してもう蝕は引き起こしません。では、う蝕の原因となるのは何か。そう、糖質です。糖質の中でも砂糖に代表される単糖類・二糖類とよばれる物質がお口の中で細菌の栄養となり、う蝕の原因となります。清涼飲料水にどれだけの砂糖が溶けているか、なんていうのはよくテレビでも取り上げられてますよね!砂糖はとっても水に溶けやすい性質をもっているんです。

次に、食物の物性(硬い、やわらかい、繊維質、粘っこい…など)について。肉類・野菜・果実など繊維質に富む食物は粘着性が低く、それ自体が歯の面や舌の表面を掃除する力が高いのです。また、う蝕の原因菌が直接栄養としにくい性質であるのです。

しかし、現代の多くの加工食品は今挙げた様な性質に欠けるため、お口の中を汚染しやすいのが現状です。市販のお菓子を例にとれば、味は美味しいですが、物性の点から考えると、繊維質でない・歯にくっつきやすい・糖分を含み…と、う蝕になりやすい性質を備えているものが多いのです。

いかがでしたか?飲食物によって、お口の中がう蝕になりやすい環境になるかどうかが決まってくるのです。おいしいおやつを食べないのは現代においては不可能ですが(いや、鉄の意志があればできる???)、決まった時間に食べ、決まった状況で歯磨きをすることでうまく現代の加工食品とつきあっていきましょう(^ω^)

次回はう蝕の原因シリーズの最後です!お楽しみに!