概要 |
歯を失った部分のあごの骨に、人工の歯根を埋め込み、その上に人工歯を被せて歯を補う治療。 |
人工の土台の上に、人工歯を並べた入れ歯を、バネと呼ばれる留め具または、入れ歯専用の接着剤で固定して歯を補う治療。 |
歯がない部分の両側の歯を支柱として、人工の歯を装着して歯を補う治療。 |
(抜歯または、歯が抜け落ちたまま放置) |
咀嚼力 |
◎ しっかりと物が噛める 最大40kg |
△ 天然の歯と比べると、40%程度の咀嚼力 最大12kg |
〇 天然の歯やインプラントよりは劣るものの、硬いものもしっかりと噛める 最大25kg |
× かみ合わせがずれる、歯がないので上手く噛めないなどの症状が起こる |
快適性 |
◎ 天然の歯と変わらない程、インプラントの違和感がなく快適 |
△ 床(しょう)と呼ばれる入れ歯の土台部分に厚みがあると、入れ歯を装着している時に違和感がある |
〇 物を噛んだ時や、人工歯に物が挟まる頻度などインプラントよりは快適性が劣るものの、ほとんど天然の歯と変わらないほど快適 |
× 会話をしている時に歯がない部分から空気が漏れたり、食べ物がこぼれることがある。 歯がない部分が見えると恥ずかしいので、口をあけなくなることもある。 |
審美性 |
◎ 多くの場合、セラミック製で人工歯を作るため、自然な白さや艶を再現でき審美性に優れている。 |
△or〇 保険適用で入れ歯を作る際は、限られた素材で作るため審美性に欠ける入れ歯もある。 |
△or〇 保険を適用してブリッジ治療を行う場合、金属を使ったり、限られた素材で人工歯を作るため審美性に欠ける。 |
× 歯がないので、審美性が良いとは言えない。 長期間歯がない状態が続くと、鼻と上唇の間に縦ジワが入り老け顔に見える。 |
耐久性(寿命) |
◎ 定期的なメンテナンスをすることで半永久的 |
△ 3~4年にメンテナンスまたは交換 |
〇 素材によって異なるが、5年~10年 |
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まわりの歯に与える影響 |
◎ ほとんどない |
△ あごの骨が吸収されてしまい、歯茎が痩せる、歯が傾くなどの症状がある。 |
△ 日々負荷がかかっているブリッジを支えている2本の歯は、少しずつ削れてしまう。症状がひどい場合はブリッジが外れてしまうこともある。 |
× 支え合う歯がないので、歯が傾く。また片方のあごで物を噛むようになるため負担をかける。 |
治療期間 |
△ 6ヵ月~1年 |
〇 1ヵ月~3ヵ月 |
◎ 即日~3週間 |
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メリット |
- 歯の色や艶を天然の歯のように再現できる。
- 硬いものをしっかり噛めて食事が楽しめる。
- 定期的なメンテナンスをすることで、長期間使用できる。
- 入れ歯のように取り外す手間がない。
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- 保険適用で治療をした場合、治療費が安い
- 1本単位で費用が加算されるわけではないので、治療の範囲が広い場合は、インプラントやブリッジに比べてかなり治療費が抑えられる。
- 歯がない箇所がたくさんあっても一度に治療ができる。
- 入れ歯は取り外しができるので、目で確認しながら入れ歯を洗浄したり除菌することができる。
- 多少調整に時間がかかるものの、インプラントよりも短期間で治療ができる。
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- 保険適用でブリッジをすれば、費用を抑えて治療ができる。
- 入れ歯やインプラントに比べてかなり短期間で治療ができる。
- 取り外す必要がなく、歯磨きなどの日々のオーラルケアは天然の歯と変わらない
- インプラントよりは劣るものの、硬いものも噛める
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デメリット |
- 歯周病があると完治するまで治療ができない
- 手術が必要
- 治療費が高い
- ブリッジや入れ歯に比べて6ヵ月~1年ほど治療期間がかかる
- あごの骨が薄いまたは幅がない場合、治療ができないことがある
- 歯科医師の知識や技術、経験によって治療結果に差が出やすい
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- 入れ歯がずれて、硬いものが噛みにくい
- 会話や食事をしている時に外れてしまう場合がある
- 入れ歯に厚みがあると装着時に違和感を抱いたり、会話がしづらい
- 保険適用の入れ歯を選択した場合、限られた素材で作るため審美性や装着時の快適性に欠ける。
- 日々、入れ歯を丁寧にメンテナンスしなければいけない
- 保険適用の場合、食事の温かさを感じることができない入れ歯がある
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- ブリッジを引っかけるために、健康な歯でも削ずらなければいけない
- インプラントよりは審美性や咀嚼力に欠ける
- ブリッジを引っかけている歯に負担がかかっているので、時間が経つと、歯が削れてブリッジが外れたり破損することがある
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- 歯が全体的にずれて見た目以外に、噛みにくい、話しにくいなどの支障が出る。
- かみ合わせがずれてあごや歯の機能低下を招く
- 歯がある片側の歯ばかり使うので、いつも使っている歯やあごに負担がかかる
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治療費 |
△ 356,400円(税込)~500,500円(税込)/本 |
〇 5,500円(税込)~407,000円(税込) ※保険の有無や、部分入れ歯と総入れ歯などの違いによって金額が異なる |
◎ 13,000円円~210,000円/本 保険適用の治療であれば費用を抑えて治療ができる。 また、セレックを導入しているのでセラミックを選択した場合でも、手頃な金額で治療ができる。 |
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