黒毛舌について

こんにちは、ときわプロケア歯科クリニック歯科医師の松下です。

皆さんはご自身の舌の状態を確認することはありますか?

「口腔内は体調の変化が表れやすい場所で、中でも舌は身体の不調が真っ先に出る。

舌は健康のバロメーター。」と仰る先生もいます。

聞き慣れないとは思いますが、本日は黒毛舌(こくもうぜつ)についてお話したいと思います。

黒毛舌とはその名の通り舌の表面に黒い毛が生えたように見える疾患のことを言います。

舌の表面には舌乳頭という微小な小突起があり、その形状によって糸状乳頭、茸状乳頭、有郭乳頭、葉状乳頭に分けられます。

黒毛舌はこの中の糸状乳頭が伸びて舌に毛が生えたように見え、さらに黒く着色したものです。

黒毛舌は見た目だけでなく、口臭の原因や味覚障害を引き起こすこともあります。

原因としては、抗生物質やステロイド、抗がん剤を長期服用しているため口腔内細菌のバランスが崩れる、もしくは体力の低下やストレスで口腔内細菌のバランスが崩れた結果カンジダ菌(カビ)が舌上で繁殖するためです。

黒色の理由はカンジダ菌が作り出す硫黄化合物が血液中のヘモグロビンと結合するためと考えられています。

治療方法としては、

①抗生物質が主な原因

抗生物質を服用している人で黒毛舌の症状が出ている場合は抗生物質の使用を中断することで症状が改善する可能性があります。したがってまずは主治医に抗生物質の使用について相談する必要があります。

②カンジダ菌対策

さきほどお話した通りカンジダ菌が舌上で繁殖していることが多いので、カンジダ検査を行い抗真菌薬を用いてカンジダ菌を除去します。

③舌のケア

黒毛舌は下の上に付着した黒い舌垢でもあります。物理的に舌ブラシを用いて舌の表面をお掃除することも効果的です。ただし舌ブラシの使用方法を誤ってしまうと舌を傷つけてしまい逆効果になってしまうので注意が必要です。

黒毛舌は上に示した原因の他にも喫煙や食品が原因となることもあります。

また、糖尿病や胃腸障害、腎障害などの病の症状の一環として表れている可能性もあります。

自分の舌を頻繁に観察することは無いと思いますが、この機会にご自分の舌の状態を確認していただければと思います。

口臭が気になる方は黒毛舌ではなくとも舌に付着した舌垢が原因の場合もあります。

疑問や心配があればぜひ一度歯科医院にご相談下さい。

では以上簡単ではありますが参考にしていただければ幸いです。

また次回です、レッツビー歯ッピー!

いい歯の日

こんにちは。

札幌市南区 ときわプロケア歯科クリニック 助手の新山です。

今回は、11月8日「いい歯の日」についてお話したいと思います。

11月8日「いい歯の日」は、80歳で20本の歯を残す、8020運動の一環として設けられた日ですが、日本の現状では、20本残すのは程遠い一方で、北欧ではすでに実現している国もあります。

そもそも、いい歯とはどんな歯なのでしょうか?また、どうして日本人の多くが、高齢になって歯を多く失ってしまうのでしょうか?8020を実現できている国と、日本との差は一体どこにあるのでしょうか?この記事では、いい歯を改めて見つめ直し、いい歯をずっと保つための方法について、ご紹介いたします。

1.いい歯の日は、どうしてできたの?

11月8日は、語呂合わせで「いい歯の日」となっています。いい歯って、一体どんな歯なんだろうと思う方もいるでしょう。その話に入る前に、どのようにして「いい歯の日」が生まれたか、そのあらましや目的について、ご紹介しましょう。

1-1.「いい歯の日」の目的

いい歯の日は、厚生労働省と日本医師会が1989年より推進を始めた8020運動が発端です。8020運動とは、80歳まで20本の健康な歯を残すことを推進する運動です。その一環として、日本国民に歯の健康増進を啓発するための日として、1993年より、11月8日をいい歯の日と定めたのです。

1-2.いい歯の日のイベント

いい歯の日のイベントとして、もっとも身近なものが「ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー」です。毎年、著名人部門では、全国の日本歯科医師会会員の投票によって、歯が印象的な笑顔の輝く男女の有名人が選出されています。2019年は、俳優の竹内 涼真さんと女優の中村 アンさんが受賞しています。

また、スマイルフォトコンテストも毎年開催され、全国から寄せられた笑顔の写真から、いい歯の日にふさわしい写真を選出しています。

2.どんな歯が「いい歯」なのでしょう?

2-1. 生活をいきいきとさせてくれる歯

いい歯というと、虫歯のない歯、歯周病のない歯、噛合せの良い歯、歯並びの良い歯、白い歯などなど、いろんな「いい歯」が思い浮かぶことでしょう。すべて間違いではありません。しかし、日本口腔保険学会では、もっと大きな視点で「いい歯」とは何かを伝えています。

それは、クオリティ・オブ・ライフ(QQL)を高めてくれる歯、日々の生活をいきいきとさせてくれる歯です。詳しく言えば、噛めるサイクルが健全に保たれている歯となります。しっかり噛めることが、消化を助け病気を防ぎ、美味しさを味わうことができ、バランスの良い栄養が摂れて健康になることで、またしっかりと噛めるというサイクルです。

2-2.8020はなぜ20本なのか

いい歯の日は、80歳で20本を残す8020運動の一環ですが、そもそもなぜ20本を残すことよいとされているのでしょうか。日本口腔保険学会の調査では、食事が美味しいと感じられる歯の本数が20本だとしています。大人の歯は親知らずを除いて、上下14本ずつ合計28本ですが、自分の歯を20本残すことに努めれば、高齢になっても、しっかり噛めるサイクルを保てると伝えています。

3.しっかり噛める歯がもたらす健康

しっかり噛める歯はどのような健康をもたらしてくれるのでしょうか。8020推進財団では、これを「ひみこの歯がいーぜ」という標語で伝えています。

ひ 肥満の予防

しっかりと噛んで食べることで、満腹中枢が働き食べ過ぎを防止します。

み 味覚の発達

しっかりと噛んで、食べ物をよく味わうことで、味覚が発達してきます。

こ 言葉の発音がはっきり

口の周囲の筋肉が鍛えられることによって、表情が豊かになり、言葉の発音もきれいになります。

の 脳の発達

あごをしっかりと開閉させて咀嚼することは、脳に酸素と栄養を送り、脳の働きを活発にしてくれます。

は 歯の病気を防ぐ

しっかり噛むことで、唾液の分泌が促されるので、口内環境をきれいに保つことができます。

が がんを防ぐ

唾液に含まれる酵素には、発がん物質の作用を抑える働きがあると言われています。

い 胃腸の働きを促進する

よく噛むことによって、消化しやすくなる上、消化酵素の分泌が促進され、胃腸の働きが活発になります。

ぜ 全身の体力向上

重いものを持ち上げたり、体に力を入れたりするときには、歯をグッと食いしばるものです。歯が健康で、しっかり噛みしめることができれば、力を十分に発揮することができます。

4.いい歯を保つための予防歯科に注目!

4-1つ.

スウェーデンと日本の差

8020運動を啓蒙している日本ですが、実際のところ、80代での残存本数の平均は、残念ながらわずか7本程度となります。しかし一方で、「歯科先進国」といわれるスウェーデンでは平均20本で、80歳20本をすでに達成しています。この差は一体、何でしょうか?

4-2.歯医者さんでメンテナンスをしていないことが原因

日本において、40代以降で歯を失う大きな原因は歯周病です。しかし、歯周病は決して難病ではなく、その原因は歯周病菌の出す毒素によるものと、原因がはっきりしています。しっかりとケアしていれば、防げるものなのです。

日本人もスウェーデン人も、セルフケアに関して大きな違いがあるわけではありません。それなのに、なぜ歯周病で歯を失う人がこれほど多いのかといえば、歯医者さんでプロによるクリーニングやチェックを、定期的に行っていないからです。

4-3.セルフケアには限界があります!

つまり、歯のセルフケアには限界があり、磨き残しが発生してしまいます。歯医者さんでのチェックを怠ったまま長期間放置し、悪化してから初めて、歯医者さんに足を運ぶというのが、日本の現状ではないでしょうか。セルフケアでは不十分であることをしっかりと認識し、定期的に歯医者さんでプロのメンテナンスを受けることが、歯を残すためのコツだといえます。

5.まとめ

いい歯とは何か?自分なりに改めて考えてみる、良い機会になったのではないでしょうか?歯を失うことは、食事や発音などに影響するだけでなく、ゆくゆくは体全体の健康を損なうことにつながるということを肝に銘じておきましょう。また、セルフケアでは不十分であることを念頭に置き、歯医者さんでの定期的なメンテナンスを積極的に行うことが大切です。

最後に…口は全身の健康の入り口です

口腔内を清潔にすることは、誤嚥性肺炎の予防をはじめ、全身の健康によい影響があるといわれています。とくに、歯周病菌は糖尿病や心筋梗塞など、 全身の病気と深い関係があります。口腔内の健康を保つことは歯を失うリスクを減少させるだけでなく、健康寿命(健康上に問題がない状態で日常生活を送れる期間のこと)の延伸にも繋がります。

皆さんで、しっかりと歯を守っていきましょう!

では、また次回をお楽しみに…

レッツビー歯っぴー♪

歯科からのメタボ対策

こんにちは。

札幌市南区ときわプロケア歯科クリニック、デンタルコーディネーターの中村です。

本日は「歯科」からのメタボ対策についてお話しさせていただきます。

メタボリックシンドロームとは?

内臓脂肪型肥満をきっかけに脂質異常、高血糖、高血圧などの異常が重なって、将来的に心筋梗塞や脳卒中を起こすリスクが高まっている状態をいいます。

運動不足・食べ過ぎなどの積み重ねが原因である場合が多く、生活習慣を改善することにより将来的に重篤な病気を予防することに繋がります。

皆さんはお食事の時にご自身の食べるスピードを意識したことはありますか?

近年の疫学調査により速食い(食べるスピードが速い人)の習慣がある人には肥満者が多いことがわかってきました。

愛知県に住む35~69歳の成人を対象とした疫学調査の結果で、食べる速さと肥満度(BMI=体重と身長から肥満度を示す体格指数)の関連をみたところ、速食いの人は現在のBMIが高い傾向にあること、さらに20歳時点からのBMI増加量も高いことがわかりました。

また大阪府と秋田県に住む成人を対象とした疫学調査で、速食いに加えてお腹いっぱい食べるか否かとBMIとの関連を分析した結果では、速食いの習慣を持つ人と、お腹いっぱい食べる習慣を持つ人はBMIが高く、両方の習慣を持つ人はさらにBMIが高いことがわかりました。

なぜ速食いで肥満になるのでしょうか?

まず速食いとは1回の食事を15分以内で済ませてしまうことといわれています。

食べ物を食べ始めてから脳が満腹と感じるまでには15分~20分かかるとされていますので、早食いの人は必要以上に食べ過ぎてしまっている可能性があるのです。

その他、早食いによる健康リスク

・     早食いの人は一口あたりの食べる量が多く、噛む回数が少ない傾向にある

その結果口周辺の筋肉が低下して口腔機能が虚弱化し、食べこぼしや会話がスムーズにできなくなってしまう

・     噛む回数が少ないと唾液の分泌量が減り、口が乾燥しやすくなったり虫歯や歯周病のリスクが高まる

・     血糖値を上昇させたり糖尿病や高血圧のリスクを高める

・     胃腸を働かす時間が短くなるためエネルギーを消費せず基礎代謝量が落ちる

基礎代謝量が落ちると太りやすくなったり、体温が下がり血流が悪くなる

「噛む」ことに加え「噛める」ことも大変重要です。

歯の状態が悪化し食べ物をよく噛めなくなると硬い食品を避けるようになり、砂糖や油脂が豊富な軟らかい食品を好むようになり、ミネラル・ビタミン・食物繊維などの摂取量が低くなり、栄養摂取バランスの崩れにつながることがわかっています。

つまり食べ物をよく噛むこと、噛めることは健康づくりによって大変重要であることがわかります。

ゆっくりとよく噛む習慣を身につけることによりメタボ改善効果が期待されています。

ゆっくりよく噛んで食べるためには、

・     噛む回数の目標を立てる(例:一口20~30回噛む)

・     形がなくなったら飲み込む

・     丸かじりせず小さく分けてから食べる

・     小さいスプーンを使う

・     箸で取る量をいつもより少なめにする

・     食べ物を飲み込んでから次の物を口に入れる

・     箸置きを使う

・     一口ごとに箸やスプーンを置く

などの対策があります!試してみてください。

もし噛めない食べ物が多いという方は、歯や歯ぐきの状態に何か問題はありませんか?

ぜひ一度チェックしにいらしてください。

何でも噛めるという方も、健康な状態を維持できるように検診で予防していきましょう。

お待ちしております。

それではまた次回です。レッツビー歯ッピー!

歯科とタバコについて

こんにちは。札幌市南区にあります、ときわプロケア歯科クリニック 歯科医師の今多です。今回は、歯科とたばこについてお話したいと思います。  

現在、喫煙者の割合は年々減少傾向にあると言われています。ある調査では平成の30年間の間に約半数にまで減少したという報告もあります。近年では禁煙・分煙が進み喫煙できるスペースは限定されつつあります。とはいえ、患者さんを診ているとまだまだ喫煙している方は少なくはないなぁ、と言うのが正直な感想です。  では、喫煙(タバコ)は歯科とどのような関係にあるのでしょうか。タバコが全身の様々な病気の直接的な、あるいは間接的な原因となるのはすでに有名な話です。歯科に限った話だと歯周病、味覚障害、口腔がんがメジャーなところでしょうか。  タバコと歯周病との関係についてはすでに本ブログでも取り上げましたが、おさらいに。タバコの成分と言えば、タールとニコチンが有名かと思います。簡単に言うと、タールは歯に歯垢が付きやすい状態にし、ニコチンは歯肉の血流を悪くします。タバコはビタミンCの働きを阻害し、歯肉の合成を妨げるため歯肉の新陳代謝のスパンが健康な歯肉よりも長くなります。タバコをやめればすぐに健康な歯肉に戻るわけではありません。喫煙本数と期間にもよりますが、禁煙してから健康な歯肉に完全に戻るには数年~十数年かかると言われています。    タバコと味覚障害についてはどうでしょうか。味覚障害とは、舌の表面にある味蕾(みらい)という味を感じる組織が障害を受けて、味を感じにくい、まったく感じない、本来と異なる味に感じる、などの症状を呈する状態を指します。歯周病との関係の項でも述べましたが、ニコチンは血流を悪くする作用があります。血流が悪くなれば炎症も起こりやすくなるのですが、これが味蕾にも起こっていると考えてください。また、喫煙によって消化管の粘膜にも炎症が起こります。胸やけ・胃もたれに似た感覚を感じる状態で食事を摂ったとして、味を楽しむ人はいるでしょうか。このように直接・間接的にタバコによって味覚障害が惹き起こされます。  最後にタバコと口腔がんについて。すでにお話しているニコチンやタールが、口腔内の粘膜の細胞のDNAを損傷します。通常損傷されたDNAは正常に回復されますが、損傷と回復を繰り返す間に、正常に回復されない細胞が出現します。細胞ががん化する、と良く言われますね。実は口腔がんは、先進国の中で日本だけ罹患率や死亡率が増加しています。口腔がんは皮膚がんと同じく目に見える場所にできるがんです。どちらも日本で年間15000人程度がり患しますが、死亡率は口腔がんで46.1%、皮膚がんで10.3%です。そんな口腔がんは早期発見できればごくわずかな範囲の切除で済んだり、放射線療法で治る場合もあります。しかし発見が遅れると、例えば舌の半分であったり、顎の半分を骨ごとであったり広範囲に切除しなければならないこともあります。タバコは、そんな恐ろしい口腔がんのリスク因子の一つなのです。   いかがでしたか。タバコは嗜好品として世界中で親しまれてはいます。しかし、歯科に限らず様ざまな病気のリスク因子でもあります。歯科医師として健口を守る立場で考えると、個人的にはタバコの需要は減少していってほしいところです。それではまた次回です!レッツビー歯ッピー!

親知らずについて

こんにちは、ときわプロケア歯科クリニック歯科医師の松下です。

本日は親知らずについてお話したいと思います。

親知らずは右か左の一番前の歯から数えて8番目の歯で、第三大臼歯や智歯、wisdom teethと呼ばれます。

親知らずが生えるのは10代後半から20代前半で、親に知られることなく生えることからこのように呼ばれています。 個人差はありますが、一般的には上下左右一本ずつで合計4本あります。

生えてない方もレントゲンを撮ってみると実は埋まっているということもよくあります。

親知らずは一番奥にあることから清掃がとても難しいです。 虫歯になりやすい、生える途中で歯茎に炎症を起こしやすい(智歯周囲炎)、正しい方向に生えてこず斜めや真横を向いて生えているなどの問題点があります。

親知らずは抜いたほうがいいのかというお話ですが、正常に生えて機能をしている場合は無理に抜く必要はなく、場合によっては土台や移植のために残しておいた方がいいこともあります。しかしそのような人は少数派で多くの人は何かしらの問題点があり、歯並びにも悪影響を及ぼすと言われています。

では抜いた方がよい親知らずとはどのような場合か。

①虫歯

先ほどもお話した通り親知らずの管理は難しく、虫歯になっている場合は親知らずの影響で手前の歯も虫歯になってしまうということがあります。一番奥の歯であるということから治療自体も難しいです。

②親知らずが生えきっておらず、歯茎が何度も腫れる

親知らずが中途半端に生えていて食べ物がつまりやすい状態で、不潔な状態が続くことで歯茎が何度も腫れ痛みが生じてしまう。これは智歯周囲炎と呼び、ひどい場合には顔が腫れたり口が開けにくいといった症状がでます。

③下の親しらずが横を向いて生えている

生え方の性質上、下の親知らずは真横を向いて生えているということがあります。この場合は虫歯にも智歯周囲炎にもなりやすく、最悪前の歯の根を圧迫して根が吸収されてしまうことがあります。進行が著しい時は前の歯を抜かなくてはいけなくなります。

他にも矯正のための抜歯や埋まっていても膿の袋が認められる場合などあります。

親知らずに関してはその人の生え方や親知らずの状態、清掃状態、残っている歯の数など様々なことを総合的に考え、必要か抜いた方がいいのか判断していきます。

口の中の状態は人それぞれですので、悩みのある方はまずはご相談いただければと思います。

以上簡単ではありますが、また次回です。 レッツビー歯ッピー!

歯磨剤と歯ブラシの種類

こんにちわ!

札幌市南区 ときわプロケア歯科クリニック 助手の新山です。

今回は、歯磨剤と歯ブラシの種類についてお話ししたいと思います。

皆さんは歯磨剤や歯ブラシを選ぶ時、何を基準に選びますか?

メーカー、デザイン、味、硬さ、金額…

歯磨剤も歯ブラシも今はとても種類が多く、どれがいいのか、何を使えばいいのかわからないと言う方も多いと思います。

虫歯予防、歯周病予防、ステイン除去、知覚過敏、口臭…

そんな時は、かかりつけの歯科の衛生士さんに相談する事をお勧めします。

衛生士さんは、お口の中の状態や汚れの残り方、また悩みの内容などから、様々な種類の中から適したものを教えてくれます。

大人だけではありません!

小さなお子様のものでも、多くの種類がありますので、是非、ご相談下さい。

ご家庭でのホームケアに必要なアイテムが揃ったピカピカセットやシンプルなデザインのものや、キャラクターデザインの電動歯ブラシもありますので、是非手に取ってご覧ください。

毎日お使いになる歯磨剤や歯ブラシ、より適したものをお使い頂き、より良い口腔内環境にすることで、歯を失うことなく維持していけると将来お食事に困ることなく過ごせると思います。

是非、当院の歯科衛生士にご相談下さいね!

かかりつけ歯科

こんにちは。

札幌市南区ときわプロケア歯科クリニック、デンタルコーディネーターの中村です。

最近テレビやインターネットなどで歯科に関する様々な情報が提供されているため、患者様の歯科治療やご自身の口腔内への関心が以前よりも高まっている様に感じます。

8020運動をご存知の方も増えています。

8020運動とは20本以上の歯が残っていれば食生活にほぼ満足することができると言われていることから「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。

実際に8020達成率は数年前に比べると確実に増加しています。

厚生労働省の調査によると開始当初は7%程度(平均残存歯数4~5本)でしたが、2005年の達成率は21.1%、2016年の達成率はなんと51.2%になっています。

生涯を通じて口腔内の健康を維持するためには、継続的に適切な治療や管理を提供し、いつでも相談に応じてくれたり、指導をしてくれる身近な「かかりつけ歯科医」がいることはとても重要です。

かかりつけ歯科医とは・・・安全・安心な歯科医療の提供のみならず医療・介護に係る幅広い知識と見識を備え、地域住民の生涯に亘る口腔機能の維持・向上をめざし、地域医療の一翼を担う者としてその責任を果たすことができる歯科医師をいいます。(日本歯科医師会HPより)

かかりつけ歯科医が担う役割・・・

・  患者の乳幼児期から高齢期までのライフステージに応じた継続管理や重症化予防のための歯科医療の提供および保健指導を行い、口腔や全身の健康の維持増進に寄与すること

・  住民のために行政や関係する各団体と共に歯科健診などの保健活動等を通じ口腔保健向上の役割を担う

・  地域の関係機関や他職種と連携し、通院が困難な患者様にさまざまな療養の場で切れ目のない在宅歯科医療や介護サービスを提供するとともに地域包括ケアに参画すること

かかりつけ歯科医が担う具体的な役割・・・

・ 重症化予防のための必要な初期治療および継続的な疾病管理

・ 行政や後方支援機能を有する医療機関、近隣の医科医療機関などの関係機関と連携する中で他職種との連携を図る

・ 歯科診療を通じた認知症や児童虐待の早期発見と関連機関との連携

・ 介護保険施設等の協力歯科医療機関として関与

などがあります。(日本歯科医師会HPより一部抜粋)

「かかりつけ歯科医」について日本歯科医師会のHPよりご紹介させていただきました。

少し話は変わりますが、全国に歯科医院は約7万件あり、コンビニよりも多いと言われています。

コンビニは近距離にあちこち沢山あるイメージなのでそれよりも歯科医院が多いと聞くととてもビックリしますよね。

そんな数ある歯科医院の中から当院に来院していただけることに感謝し、これからも日々勉強や練習を続け、適切な治療や管理を提供し、皆様が安心して通っていただける医院にしていきたいと思います。

お困りのことがあればご相談ください。

そして悪くなってから「治す」ではなく、今ある歯を「守る」ため、悪くならないための予防が大切です。定期健診でお口の健康を守っていきましょう。

お待ちしております。それではまた次回です、レッツビー歯っぴー!

こんにちは。札幌市南区にあります、ときわプロケア歯科クリニック 歯科医師の今多です。今回は、歯科と認知症についてお話したいと思います。

 皆さん認知症についてはご存じかと思います。現在日本で認知症に罹患している人は500万人弱いると言われています。65歳以上の高齢者人口は約3600万人と言われておりますので、大まかに計算すると高齢者の7人に1人は認知症と言えるかもしれません。日本は今後、さらに高齢者人口の割合が増えていくと言われていますので、認知症の患者さんを診る機会はどんどん増えていくと考えられます。そんな認知症と歯科にまつわるお話を、日本訪問歯科協会のHPを参考にご紹介していきます。

 認知症の方の特徴として、症状が重いほど口の中の状態が悪いという報告があります。つまり、噛むことができない人ほど認知症の症状が重い傾向があるということです。噛むことによって脳への血流量が増え、脳の働きを活発化させます。よく噛むことが、認知症の発症の予防の一つの鍵であると予想されています。また、よく噛むことができれば多くの食材を食べることができ、それは健康に必要な栄養素を充分に摂取することにつながります。

 では、噛むことで得られる効果とはどんなものでしょうか。その一つに転倒防止効果があると言われています。スポ―ツをしているとき、重いものを持ち上げるとき、力を入れて作業をするとき、無意識のうちに歯を食いしばると思います。入れ歯を入れているときはそんなことないのに外すと躓きやすくなるということも、上下の歯がかみ合わないために踏ん張りがきかないことを示唆しています。

 それでは、そんな噛むことを助ける口腔ケアについてご紹介します。口腔ケアは3つの要素からなっており、①口腔衛生、②口腔機能の向上、③口腔環境の維持・改善 です。口腔ケアを行う場合、この①~③のどれを対象にするのか、そしてどのような目的をもって行うのかが重要になってきます。

 患者さんの自立度(ほぼ自立、部分介助、前介助)に応じて口腔ケアをどの程度介入するか変わります。ほぼ自立している方に対しては、セルフケアにプラスして、デンタルフロスなどの補助用具での指導を行い①衛生 を維持または改善していくことを目的とした介入となります。

 部分介助の方に対しては、セルフケアだけでは足りない部分の仕上げ磨き等の①衛生 へのアプローチに加え②機能(咀嚼、嚥下、発音) へのアプローチが必要となってきます。

 全介助の方に対しては、まず③環境 の確保を行い、そのうえで①衛生、②機能へのアプローチを考えます。例えば口腔乾燥がある患者さんでは、そのままでは清掃は困難なため、常時の保湿状態という環境づくりから始まります。このように、口腔ケアで介入することにより噛むことのサポートをすることで認知症の症状悪化を防ぐ助けとなります。

いかがでしたか。認知症は予防法や治療法が確立されていない病気です。上手に付き合っていくことが現状では大事なのではないでしょうか。それではまた次回です!レッツビー歯ッピー!

歯科医院のレントゲン被ばくについて

 こんにちは、ときわプロケア歯科クリニック歯科医師の松下です。 本日は歯科医院で用いられるレントゲンの被ばくについてお話したいと思います。

 当院では大きく分けて3種類あります。口の中にフィルムを入れて撮るレントゲン、顔の全体をみるパノラマ、3次元的に画像を見ることができるCTがあります。 それぞれ一回あたりの被ばく量は口腔内レントゲンで約0.01ミリシーベルト、パノラマで約0.03ミリシーベルト、歯科用CTで約0.1ミリシーベルトです。

シーベルトとは人体に与える放射線の影響の単位で、たとえとして、飛行機で東京とニューヨークを一往復したときに約0.2ミリシーベルトの被ばく、日本人一人当たりの年間被ばく量は1.5ミリシーベルトと言われています。 歯科医院でのレントゲンでの被ばく量としてはごく微量だということがお分かり頂けると思います。  

以下全国歯科大学歯学部付属病院診療放射線技師連絡協議会HPに掲載されているFAQをご紹介します。

Q.歯の治療をするためにX線写真を10枚も撮影されました。もし妊娠している場合大丈夫でしょうか?

A.歯のX線撮影をする場合には、局所的に治療する歯を対象としておりますので、X線は直接生殖腺には届きませんから安心です。散乱線として微量検出できるだけです。また、撮影時に防護エプロンを使用しますが、使用しなくても生殖腺に届く散乱線は極々微量ですのでご心配いりません。防護エプロンを使用するのは患者さんの心理的な恐怖心を和らげることが主な目的ですが、もちろん散乱線を撮影目的部位以外に当てないという目的もあります。しかし、散乱線の量は極めて少ないので、それによる身体への影響は心配いりません。なぜなら、散乱線の量というのは我々が日常で浴びてる自然放射線と同じようなレベルの量しかないためです。もし、患者さんが妊娠しいたとしても、実際には胎児に影響が及ぶことはないと考えられます。

Q.この前X線写真を撮ってもらったばかりですが、子供が虫歯の定期健診でまた撮影しても大丈夫でしょうか?

A.虫歯の治療を続けていく場合には、その都度X線写真によってその変化を定期的に検査していく必要があります。被ばくのことがご心配のようですが、X線検査も一回の被ばく量は非常に微量で、歯の写真を何度も撮ったからといって、身体に影響が出るようなことは考えられませんのでご心配は無用です。

Q.先日CT検査で上顎洞を撮影してもらったのですが、CTは被ばく量が多いと聞いているのですが本当でしょうか。

A.CT検査は普通の頭のX線撮影よりも線量が多いことは事実です。しかし、上顎洞の病気検査では、通常のX線写真ではわからないことも多く、CT検査により正確な診断をすることが可能です。重大な疾患が疑われる場合にCT検査をためらう必要はありません。

  被ばく量は少ないに越したことはありませんが、歯科のレントゲン撮影は正しい診断にとって不可欠なものです。人体に悪影響を及ぼすほどのものではありませんので、ご理解ご協力をお願いいたします。 それでも不安な点がございましたら気軽にスタッフにご相談いただければと思います。 以上簡単ではありますが、参考になれば幸いです。 それではまた次回です、レッツビー歯ッピー!

スポーツドリンクの危険性

こんにちは!

札幌市南区 ときわプロケア歯科クリニック、助手の新山です。

今回は、スポーツドリンクについてお伝えします。

今の時期、スポーツをして汗をかいた後や、部活動をしている中・高校生もスポーツドリンクを飲む機会が多いと思います。

スポーツドリンクは体内から失われた水分の他にミネラルやエネルギーを効率よく補給できるので、高いパフォーマンスを発揮するため必要不可欠なアイテムです。

しかし、炭酸飲料や缶コーヒー・スポーツドリンクなど、清涼飲料水には驚くほどの糖分が入っていて、飲み過ぎには注意する必要があります。今回は清涼飲料水に含まれている糖分の量をご紹介します。

清涼飲料水に含まれる糖分の量

私たちが日頃よく目にする清涼飲料水の、各種類別の糖分含有量を調べてみました。わかりやすいようにg以外にも、14g程度の角砂糖が何個に相当するかを目安に記載します。

炭酸飲料500ml4065g(角砂糖1016個分相当)

コーラやサイダー、フルーツテイストの炭酸飲料は糖分の量がとても多く、500mlのペットボトルで角砂糖10個以上の糖分が含まれています。炭酸は苦みを感じるため、それを補う形で多くの砂糖が使われているのも理由の1つです。

缶コーヒー190ml213.5g(角砂糖13個分相当)

缶コーヒーにも意外と多くの砂糖が使われており、一般的な甘い缶コーヒーで角砂糖およそ3個分、微糖タイプの缶コーヒーでもおよそ1個分の角砂糖に相当する糖分が使われています。缶コーヒー1本あたりの量は少ないものの、1日に何本も缶コーヒーを飲む方は注意しましょう。

スポーツドリンク500ml2034g(角砂糖58個分相当)

一見体によさそうなスポーツドリンクですが、見かけによらず多くの糖分が含まれています。激しいスポーツや汗をかいた後には効率よく水分補給ができますが、多くの糖分も摂取しているので注意が必要です。

果汁100%ジュース500ml5060g(角砂糖1215個分相当)

果汁100%ジュースの中には、果物をしぼったそのままのものではなく、濃縮した果汁を薄めて100%にしている濃縮還元ジュースがあります。濃縮還元の場合、風味や甘味を増すため砂糖が使われている場合があります。また、果汁には果糖も含まれるので、100%ジュースも糖分の摂り過ぎに注意する必要があります。

糖分過多の影響

世界保健機関(WHO)の最新の指針によると、食事以外で1日に摂取してもよい糖分は1日の総カロリーの5%程度が望ましいと発表しています。これは平均的な大人の場合、25g程度となっており、500mlの炭酸飲料や100%ジュースを飲んでしまうと、たった1本で1日の必要摂取量を超えてしまいます。非常に厳しい数値だと思われますが、それだけ清涼飲料水には多くの糖分が含まれていることを理解しましょう。

糖分過多による人体の悪影響と言えば、まず肥満やメタボリックシンドロームになりやすいことがあげられます。糖分はカロリーが高いため、摂取しすぎると余分なエネルギーが体に蓄積していきます。さらに、糖分の摂り過ぎは糖尿病や高血圧などの生活習慣病のリスクが高まります。

糖分は私たち人間の生命維持に欠かせないものではありますが、普段の食事から糖分を摂取しているので、食事以外の糖分はごくわずかでも問題ないのです。

スポーツドリンクは歯には天敵

そんなスポーツドリンクも歯からすると実はやっかいな存在なのです。仮にスポーツドリンクのプールに歯が泳いでいたとします。そうすると歯は510分程度で表面にぼこぼこと模様が浮き出てどんどん溶けていき、最後は少し触っただけでもボロボロと形が崩れるくらいのスカスカな状態になってしまいます。その理由はスポーツドリンクのpH値が関係しています。市販のスポーツドリンクはpH3.5前後のものが多く、これは歯が溶け始めるpH5.5よりも強い酸性を示しています。特に乳歯や成熟前の幼若永久歯は大人の歯に比べるとより簡単に溶けてしまいます。また、人に栄養補給をもたらしてくれるスポーツドリンクは口の中の細菌たちにも糖分の補給をしてしまい虫歯のリスクもあげてしまうのです。

意外な落とし穴。ゼロカロリーにも気をつけて!

「知らないうちにカロリーを摂りすぎるかもしれないなんて!」

それならゼロカロリーを選んだら大丈夫だ!と思うかもしれません。

「ゼロカロリー」というのは実は、100ml当たりの成分量が5kcal未満の場合「0」と表示できるため、

全くカロリーがないというわけではないのです。

picture_pc_86db7d14ff121cbd113a63fda5e50e3d.jpeg

水分補給はお水を飲もう

毎日三食しっかり食事をとっている方は、甘いものを飲んだり食べたりしなくても、糖分が不足することはまずありません。逆に喉が渇いたり、普段の水分補給にスポーツドリンクや炭酸飲料などの清涼飲料水を飲んでいたりすると糖分の摂り過ぎになってしまいます。水分補給にはできるだけお水を飲むようにし、1日の糖分摂取量をしっかり守るようにしましょう。

このように清涼飲料水には多くの糖分が含まれており、日常的に飲んでいると肥満や生活習慣病のリスクが高まります。これを機会に、普段の水分補給はお水を飲む習慣に変えてみてはいかがでしょうか。

では、次回をお楽しみに!

レッツ・ビー・歯っぴー♪