フレイルってなに?

こんにちは。札幌市南区にあります、ときわプロケア歯科クリニック 歯科医師の今多です。今回は、フレイルという言葉について触れてみたいと思います。
日本が超高齢社会と言われて久しいかと思います。超高齢社会とは、65歳以上の人口の割合(高齢化率)が 全人口の21%を占めている社会のことを指します。日本は、2007年に超高齢社会に突入しました。2025年には高齢化率は30%を超えると見られています。

ここで、良く触れられるのが平均寿命と健康寿命です。平均寿命は日本人の所謂平均的な寿命を表し、健康寿命は元気に自立して生活できる期間を表します。この差はつまり、要介護状態や寝たきり状態ということになります。そしてこの差は、日本人の男性では約9年、女性では約12年と言われています。

話を本題に戻しましょう。フレイルという言葉は、簡単に言うと「虚弱」です。体がストレスに弱くなっている状態で、早く介入をすれば元に戻る可能性があります。フレイルを健康寿命と平均寿命の丁度境目と考えるとどうでしょうか。フレイルの基準として例えばこのようなものがあります。

  • 体重減少:意図しない年間4.5キロまたは5%以上の体重減少
  • 疲れやすい:なにをするのも面倒だと週に3〜4日以上感じる
  • 歩行速度の低下
  • 握力の低下
  • 身体活動量の低下

フレイルの状態では風邪を悪化させて肺炎になる、転倒して骨折するなど入院のきっかけとなるイベントが起こりやすくなります。それにより寝たきりや要介護の原因となり得るのは容易に想像つくでしょう。

歯科の観点からフレイルを予防しようとした時、それはやはり健康な口腔内環境で様々な種類の食べ物をバランスよく食べるということになります。歯がない状態を放置したり、歯周病に罹患しているにもかかわらず放置したり、あるいは虫歯を放置することによって歯がどんどん小さくなっていく…そうすると満足に食事出来ず(栄養のバランスという意味で)、虚弱へと繋がっていくと考えられます。ですので、いましっかりと歯がある方は今の状態を維持し、残念ながら歯が少なくなってしまっている方は更に歯を失うことのないようにしていく必要があります。治療が必要な状態の方は、今必要な治療をしっかりと受け、その後は定期検診を受診することをお勧めします。

いかがでしたか?テレビにフレイルという言葉が出てきたら、是非どんな内容なのか見てみて下さいね!

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