こんにちは!

札幌市豊平区にあるさっぽろプロケア歯科クリニックの秋山です。

みなさんは、「フレイル」や「オーラルフレイル」という言葉を聞いたことがありますか?

🦷オーラルフレイルとは?

英語で「オーラル」は『口腔の』、「フレイル」は『虚弱』を意味します。

オーラルフレイルとは2つの単語の掛け合わせで

『口を介した体の衰え』のことです。

健康と要介護の間には、フレイルと呼ばれる、老化のはじまりを示すサインとなる中間的な段階があるとされています。

その手前にある、前フレイル期に「オーラルフレイル」の症状が現れます。

🦷どんな症状?

「オーラルフレイル」の症状は、食事を食べこぼす、固い物が噛めない、むせるようになった、滑舌が悪くなった等のささいな症状です。しかし口腔機能が衰えると、次第に食べたり話したりすることが億劫になるだけでなく、栄養状態の悪化によって筋肉がやせ、体力が低下して外に出かけることが面倒になってしまいます。

そうして高齢者が社会とのつながりを失うと、まるでドミノ倒しのように心身の活力が弱まり、簡単に転んで骨折したりして次第に要介護状態になっていくのです。

健やかで自立した暮らしを長く保つためには、この段階で早く気づき、予防や改善に努力することが大切です。

🦷オーラルフレイルの予防方法

オーラルフレイルの予防として最も大切なことは、健康な歯と歯茎を保つことです。

「8020運動」といって、80歳で20本以上の歯があれば、食生活にほぼ満足することができるとの調査結果があります。

まずは、日常の歯磨きはもちろん、歯科医院で定期検診を受けることを習慣にしましょう。

また、もし歯を失ってしまったら、そのままにせず適切な治療を受け、食べ物を噛めるようにしておくことが大切です。

いつまでも健康でいられるように、お口の健康を心がけましょう!

投稿者: さっぽろプロケア歯科クリニック