歯医者さんでよく見る疾患

こんにちは、札幌市南区にあるときわプロケア歯科クリニック 歯科医師の今多です!

今回は、「歯医者さんでよく見る疾患」についてお届けします!歯医者さんで扱う疾患は様々ですが、今回は代表的な物をご紹介します。では早速いってみましょう( ^ω^ )

歯医者さんでよく見る疾患は…

  1. う蝕
  2. 歯髄炎
  3. 根尖性歯周炎
  4. 歯周病

ざっとこんなところでしょうか。それぞれを詳しく見ていきましょう!

1.う蝕

  う蝕とは、つまり虫歯のことです。虫歯の原因菌によって歯が侵され溶けていきます。

  う蝕がエナメル質に留まっているときは痛みはでませんが、象牙質まで到達してしまうと次第にしみる症状や痛みが出てきます。

  こう見ると、う蝕ではなかなか痛みが出ないことが分かりますね!でも、痛みが出ないからと言って油断してはいけません。

  油断して、う蝕が歯髄に到達してしまうと…なにもしてないのにズキズキ痛むあの痛みが出てきてしまいます( ̄◇ ̄;) この症状が歯髄炎です。

エナメル質や象牙質、歯髄についてはこちらに詳しく書いてあります!

歯の構造について

2.歯髄炎

  う蝕の進行によって、細菌が歯髄(神経)に感染して起こるのが歯髄炎です。

  細かく見ると歯髄炎の原因は他にもありますが、今回は割愛します(^^;;

  この歯髄炎はとても痛いです。たかが「歯」と侮ってはいけません。寝ても覚めても痛いです。というか痛みで寝ることすらままなりません。しかも神経はまだ生きているのでしみます。痛み止めを飲んで直ぐにかかりつけの歯科医院で処置(神経を抜く治療)してもらいましょう。

3.根尖性歯周炎

  歯の根の先に膿が溜まって病巣を作るのが根尖性歯周炎です。レントゲン写真を見ると、根の先に黒く丸い影が確認できます。

  原因は大まかにわけると

  • それまで生きていた歯髄がなんらかの理由で死んでしまい細菌が繁殖することによって根の先に膿が溜まる場合
  • 神経の治療後数年〜数十年経って根の先に細菌が繁殖することによって根の先に膿が溜まる場合

が、挙げられます。

  この根尖性歯周炎は症状が出る時と出ない時があります。症状が出る時は、歯髄炎に勝るとも劣らない痛みが襲ってくることもあります。但し、こちらは歯髄炎と異なり神経が死んでしまっているのでしみることはありません。痛みのピークを過ぎると、歯茎の根の先の方にぷくっとした腫れが出来ます。これ、体が根の先に溜まった膿を体の外に出そうとする防御反応によるものなんです。

  症状が出ないときでも、前述のようなぷくっとした腫れが出来てることがあります。疲れた時や体調が悪い時に特定の歯だけ病む感じがあったりした場合は要注意ですね。

  歯の根の中で細菌が繁殖したことが原因ですので、根の治療が必要になります。歯髄炎と同様、痛みが激しい場合は痛み止めを飲んでかかりつけの歯科医院で処置をしてもらいましょう。  

4.歯周病

  歯周病は、今までご紹介してきたものとはちょっと異なます。歯周病もう蝕と同じく細菌が原因ですが、その種類が異なります。その歯周病の原因菌は歯石の中にたくさん潜んでいます。

  歯周病では、歯肉が腫れたり歯ブラシすると出血しやすくなったりします。更に進行すると歯槽骨が溶けて(吸収されて)、歯がグラグラと揺れたりひどい時には自然に抜け落ちてしまいます。ちなみに歯周病が進行している人は口臭もするようになります。

  う蝕になりにくい人がこの世には存在しますが(うらやましい!)、前述の通り歯周病の原因菌は別物なので油断してはいけません。歯の喪失原因は、歯周病が第1位(42%)ですから。ちなみにう蝕は第2位(32%)なので、両者合わせると全体の3/4にもなります( ̄◇ ̄;)

  歯周病は基本的に進行が遅いので、自分ではあまり気付きにくいかもしれません。だからこそ、定期的に歯科医院に通い、歯石とりやクリーニングをしてもらうことが重要になってきます。歯ブラシの方法も教えてもらえますよ( ^ω^ )

  いかがでしたか?ざっくりとですが、歯医者さんでよく見る疾患についてご紹介しました。歯医者さんで扱う疾患はまだまだありますが、それはまた別の機会にご紹介します!

  次回は、「う蝕」についてもう少し掘り下げてお伝えしていきます!お楽しみに( ^ω^ )

咬合性外傷と歯周病

こんにちは。札幌市南区にあるときわプロケア歯科クリニック歯科医師の古賀真知子です。

先日歯周病合同研修会に参加してきました!

咬合性外傷と歯周病についてのお話がありました。

咬合性外傷とは咬合力によって生じる深部組織の障害のことです。
歯周病を悪化させるものには様々な原因が考えられますが、その中には咬合性外傷があります。

歯に過剰に負担がかかるとその歯の周囲の歯槽骨が吸収されやすくなります。
わかりやすいのが歯ぎしりやくいしばりですね。
実は寝ている間にしている歯ぎしりは自分自身で自覚がないほどに強い力で咬んでいます。
歯を失う原因の第一位は歯周病とも言われており、その咬む力によって歯を支えている骨は炎症を起こしやすくなります。

くいしばりしている場合、自覚がない時も多いのでまず何か集中していたりしているときにくいしばりをしていないか意識してみましょう。
歯ぎしりしている場合は、ナイトガード(マウスピース)を作り歯を保護します。

これらのお口の変化は自覚がないまま進むことが多いので
検診をしばらく行かれていない方は検診にぜひいらしてくださいね

歯周組織について

こんにちは、札幌市南区にあるときわプロケア歯科クリニック 歯科医師の今多です。

今回のお題は「歯周組織について」です!皆さんTVCMなどでよく「歯周病」って聞くと思いますが、それは、歯周組織に起こっている病気なのです。

では、歯周組織とは一体なんなのか…?
それは、歯肉・歯槽骨・歯根膜・セメント質の4種類から成り立っています。では1つひとつ簡単に解説していきます。

  1. 「歯肉」は、いわゆる歯茎です。これはイメージしやすいですよね。次にお話しする「歯槽骨」の表面を覆っています。
  2. 「歯槽骨」は、顎の骨の中で特に歯が植わっている部分と考えて貰えるといいかと思います。
  3. 「歯根膜」は、歯と歯槽骨の間に存在する、クッションの様な役割を果たす組織です。この「歯根膜」があることで、歯を噛んだ時の衝撃から守ってくれます。「歯根膜」は、「歯槽骨」と「セメント質」に入り込んでお互いを結びつけています。
  4. 「セメント質」は、歯根の表面を覆っています。前回のおさらいですね!

いかがでしたか?普段TVCMなどで耳にする歯周病。実はこれらの組織が歯周病菌に侵されてなる病気なんです。

次回は、「歯医者さんでよく見る疾患」についてお送りしたいと思います!お楽しみに( ^ω^ )