噛むことの大切さ

こんにちは!札幌市南区にあるときわプロケア歯科クリニック 歯科医師の菊地です。今回は、“噛むことの大切さ”についてお話をさせていただきます。

 

むし歯や歯周病、外傷によって抜歯を選択する事があると以前お話しましたが、歯を失うと認知症をはじめ、様々な病気にかかりやすくなることが研究データとして示されています。また高齢になればなるほど歯の欠損数は増え、自分の歯では噛み切れなくなってしまいます。

公益財団法人8020財団は「噛む8大効用」を以下のようにうたっています。

①肥満予防

弥生時代の卑弥呼の食事は噛む回数が現代の食事の6倍だったそうです。よく噛むことで満腹中枢を刺激し食べ過ぎを防ぐことにつながります。

②言葉の発音がはっきり

噛むと口腔周囲筋が鍛えられ表情も豊かになります。歯並びがよく口をしっかり開けて話すと、きれいな発音ができます。

③歯の病気を防ぐ

唾液が多く分泌され、口のなかをきれいにします。唾液には食べかすを洗い流す働きや、虫歯で一度溶けてしまった表面を修復する再石灰化作用があります。

④胃腸の働きを促進

よく噛むと消化酵素が多く分泌され消化を助けます。

⑤味覚の発達

よく噛むと素材そのものの味がよくわかるようになり味覚の発達につながります。

⑥脳の発達

おいしい・まずい、固い・軟らかい、熱い・冷たいなどと感じたり、噛むという作業により、頭部の骨や筋肉が動き、血液の循環がよくなることで脳神経が刺激され、脳の働きが活発になります。

⓻ガン予防

唾液に含まれる酵素には発がん物質の作用を打ち消す力があると言われています。

⑧全力投球

歯を食いしばることで力がわき体力向上と日常生活への自信が生まれます

 

しかしながらすべての食品をよく噛めば良いというわけではありません。

スルメなどの硬いものを噛むと顎に過剰な負担がかかることもあります。顎関節症にもつながるためあまり無理をしないほうがよいでしょう。

また適切な咀嚼回数は食品ごとに異なります。刺身やハンバーグなどの軟らかい食品を30回も噛む必要はありません。噛む回数を意識するよりも、おいしく味わって食べましょう。

セレック治療について

こんにちは、札幌市南区ときわプロケア歯科クリニック、デンタルコーディネーターの中村です。

本日はセレック治療についてお話しします。

セレックとは、美しいセラミック製の歯の修復物を、お口の中を3Dカメラでスキャンしたデータをもとにコンピューター上で設計、製作する最先端の治療システムです。

セレックは従来のセラミック治療と同じく、汚れを引き付けない清潔さ、半永久的に着色や変色しない、金属イオンを発生しない安全性などは変わりありませんが、その他にもセレックだからこそできる特徴をお伝えします。

☆1dayトリートメント

従来の修復物の製作には、型取り技工所に送る石膏模型作製修復物を完成医院へ完成物を送る

という工程があり、型を取ってから修復物を装着するまでに数日かかります。

しかし1dayトリートメントは、お口の中を3Dカメラで撮影し、コンピューター上で設計したセラミックの修復物をその場で作製し、すぐに歯に装着するのでその日のうちに完了します。

型取りご苦手な方は多いと思いますが、その型取りが不要です。

麻酔が必要な場合も1回で済み、修復物が入るまでの仮歯や仮の詰め物も不要です。

そして、削った部分を数日放置することによる歯への細菌感染の危険性も大幅に減少します。

それにより、二次カリエス(一度治療した歯が再び虫歯になること)を防ぐことができます。

接着技術

高耐久性の最新の接着技術により歯とセラミックを一体化させることができます。

銀歯は上の写真の様に銀歯の入っている部分を拡大すると、歯と銀歯の境目に隙間ができることがあります。

肉眼で見ると僅かな隙間でも細菌がその段差に入り込み二次カリエスや口臭の原因になってしまいます。

下の写真はセレックで修復した写真です。

もともとセラミックは汚れが付きにくく落ちやすい特徴がありますが、高度な接着技術により歯とセラミックを一体化することで、隙間が出来にくく虫歯の再発を防ぐことができます。

臨床研究によると、銀歯が数年で劣化し平均7年程で再び虫歯を作ってしまうというデータに対して、セレック治療は15年後にお口の中に残っているのが約93%という高い結果が出ています。

銀歯とセラミックの違いは、見た目が白くて美しいというだけではありません。

この他にもセレック治療の特徴はまだまだあります!詳しくはスタッフまでお尋ねください!

セレック専用ページもありますのでぜひご覧ください!

歯ブラシの交換時期・選び方

こんにちは。

ときわプロケア歯科クリニック、デンタルコーディネーターの野澤です。

みなさん歯ブラシの交換時期はご存知ですか?
歯ブラシの交換時期は1カ月に一本と言われています。
その理由として、お口には億単位で菌が存在しています。
目の見えない最近が歯ブラシの毛先に溜まってきます(‘Д’)
また、歯ブラシの毛先が開いてくるのでしっかりとプラークは落とせません。

続いて歯ブラシの選び方について、ご紹介します。
1 ヘッドサイズを選ぶ→ 大きさの目安は前歯2本分が目安です。
細かく磨ける人は小さいサイズを。
細かく磨くのが苦手な人は普通のサイズを。
2毛の硬さを選ぶ→ ハグキが健康な方はふつうを。
ハグキが弱い方は、やわらかめなのを。
3柄のかたちを選ぶ

→手にしっかり力が入る人はまっすぐで細め力が入らない人は、握りやすい太めを。
4毛先を選ぶ→歯周病・虫歯予防は先細毛、美白は、四角断面毛を。

一人一人に合う歯ブラシがあります。

まずは当医院歯科衛生士に相談してみて下さい!!

 

歯ブラシの替え時と種類も考えてみて、毎日の歯ブラシを頑張っていきましょう!(^^)!

抜歯の使う道具

こんにちは!札幌市南区にあるときわプロケア歯科クリニック 歯科医師の菊地です。今回は、歯を抜く際に使用する道具についてお話させていただきます。

虫歯が進行し治療の及ばない歯や割れてしまった歯、歯周病の進行によりグラグラになってしまった歯などは、非常に残念ですが抜歯を選択することがあります。

基本的に、歯は骨と直接くっついているわけではなく、歯茎から伸びている靭帯と呼ばれる繊維と骨から伸びている歯根膜という繊維が歯にくっついており支えられています。

なので抜歯は、この靭帯を切断することから始まりますが麻酔なしでは激痛です。

わずか150年前までは、麻酔技術がなく麻酔なしで歯を抜いていたそうですが

まさに拷問。

患者さんも歯医者さんも『抜くのやめようか・・・』となっていた事でしょう。

 

実際の手順ですがまずは麻酔の注射の針を刺すための表面麻酔をします。

表面麻酔をよく効かせてから歯を抜く際の痛みがないように、歯の周りに麻酔液を注入していきます。この際に歯医者さんが気を付けていることは、大きな圧をかけないようにゆっくりと注入していくことです。早く麻酔を終わらそうとすると、患者さんは痛い思いをすることになります。

 

麻酔の液を入れ終わっても、すぐには始めません。約2分間液が染み渡るように待って、やっと靭帯の切断を始めます。

しっかりと靭帯を断裂し終わったらヘーベルという器具を骨と歯の間の歯根膜の部分に挿入し、歯根膜繊維を断裂させ、歯を骨から脱臼させるのです。

そして最後に使用するのが、『抜歯』と聞いたら一番に思い浮かぶ歯医者さんのペンチ。抜歯鉗子です。

歯の白い部分が沢山残っている場合はヘーベルを使わず抜歯鉗子のみで行うことがあります。

歯が抜けた後は、抜けた歯の根っこが折れてまだ残っていないか。抜いた穴に不良肉芽と呼ばれる病気が残っていないか確認して次回また麻酔をして手術を付け加えるようなことがないようにします。

その後は、ガーゼを5分間以上噛んでもらい出血がないことを確認して終了になりますが抜いた傷口の状態をみて必要があればスポンジ状の材料を入れ込み針と糸で縫い合わせる場合があります。

麻酔が効いていても、押される力・引っ張られる力は感じたままですし麻酔をしていない唇や頬っぺたに器具が当たれば痛みがありますので抜歯の最中に何かお気づきの点がございましたら遠慮なく教えてくださいね!

抜歯後の注意事項

こんにちは、札幌市南区ときわプロケア歯科クリニック、デンタルコーディネーターの中村です。

本日は歯を抜いた後に注意することについてお伝えします。

 

  • 当日は入浴、飲酒、激しい運動は控えましょう

→上記の行為を行うと血行がよくなり再度出血するおそれがあります。お風呂はシャワーを浴びる程度にしてください。

  • 頻繁にうがいをしすぎないようにしましょう

→抜歯後数時間は唾液に混じって溶けた血が出てくることがありますが、気にしすぎて頻繁に唾液を吐いたりうがいをすると、固まってきた血がはがれたり流れてしまいまた出血してしまうことがあります。

  • 飲食について

→なるべく麻酔が切れてから(2〜4時間程度)飲食しましょう。麻酔が効いている状態で飲食をすると口唇や舌が麻痺していますので、舌や頬を噛んでしまったり熱いもので火傷をしてしまうおそれがあります。食事はなるべく硬い物や辛い物などの刺激物は避けて、軟らかい物など食べやすい物にしましょう。

  • 腫れについて

→2日目をピークに腫れることがあります。温めたり冷やすとしこりが残り、治りが悪くなることがあります。気になる場合は濡れたタオルを当てる程度にしてください。

  • 歯磨きについて

→抜いた所は傷口が開いてまた出血するおそれがありますので触らずに、それ以外の所は通常通りの歯磨きを行ってください。

  • 消毒について

→傷口の状態の確認や消毒を行いますので、翌日に来院してください。

 

抜く歯の場所や生え方、状態によって痛みや腫れなどは個人差があります。

抜歯を行う場合はしっかりと注意事項の説明をしますのでご安心ください。

気になることがある方はお気軽にお尋ねください。

糖尿病と歯周病の関係について

こんにちは、ときわプロケア歯科クリニック歯科医師の松下です。

本日は歯周病と糖尿病の関係についてお話したいと思います。

 

歯周病と糖尿病はお互い強く関連し合っていることは今では有名な話だと思います。

ではなぜ全身の代謝疾患である糖尿病と歯周組織に限局する歯周病に相互関係があるのかというと、その背景には炎症を通してつながるということがわかっています。

 

糖尿病患者がインフルエンザや肺炎を併発し発熱すると血糖値は急激に上昇します。炎症細胞から分泌される炎症物質がインスリンの効きを悪くし血糖値を上昇させます。

生活習慣が原因の2型糖尿病は、脂質を過剰に貯め込み大型化した脂肪細胞が慢性的な脂肪組織の炎症を引き起こしていることが原因の一つと考えられています

一方、歯周病は歯周組織において細菌感染が起こり、免疫細胞から炎症物質が分泌されます。歯周病によりひとたび出血が起これば、細菌や炎症物質は血流にのって全身に運ばれ、その結果糖尿病患者の場合インスリンの効きが悪くなり血糖値の上昇につながります。

 

このように歯周病は細菌感染症による歯周組織の炎症であり、糖尿病は脂肪組織の炎症が背景にあります。いずれの病態にも慢性的に続く微小炎症が存在しており、その際に分泌される炎症物質がインスリンの効きを悪くします。

 

糖尿病のほかに歯周病が悪影響を及ぼすものとして、早産や低体重児出産、脳血管疾患、アルツハイマー、誤嚥性肺炎など多くあります。

口腔は小さな領域ですが、全身疾患にも深く関わっていることから、口腔ケアの大切さを再認識する必要があります。

 

 

以上簡単ではありますが、この機会に口腔ケアに興味をもってもらえれば幸いです。

ではまた次回です、レッツビー歯ッピー!

こどもの虫歯と予防

こんにちは!札幌市南区にあるときわプロケア歯科クリニック 歯科医師の菊地です。今回は、こどもの虫歯と予防についてお話させていただきます。

乳歯は、お母さんのお腹の中にいる4~5週ころから、歯の芽ができ始め、 4~5か月ころから次第に固まり始めます。。

生まれて、6~8か月ころ下の前歯から出始め、3歳ころには、上下左右で計20本の乳歯が生えそろいます。

むし歯は感染症ですので、3歳頃まで周りからの感染がなければ定着しないと言われています。

親が使ったスプーンでそのまま食事を与えない、キスをしない、アイスなど途中で一口だけ与えない・・・などです。

どんなにお父さん、お母さんが頑張って気をつけてあげてもおじいちゃん、おばあちゃんが台無しにしてしまうことも多いみたいですね

乳歯は永久歯に比べて柔らかく、虫歯の進行が早いためすぐに神経を腐らせてしまいます。

きれいに磨けているように見えても表面には汚れとバイキンがいっぱい!

定期的に虫歯と正しいハミガキの仕方をチェックしましょう。

着色

こんにちは。

ときわプロケア歯科クリニック、デンタルコーディネーターの野澤です。

歯の表面にはプラークや歯石以外に、茶色い汚れが付いていることがあります。

この汚れの正体は、タバコのヤニや緑茶、ほうじ茶、紅茶、コーヒー、赤ワインなどに含まれている色素です。これをステインと呼びます。

最近歯が茶色くなってきたなぁ・・・と、気になって歯のクリーニングをしようと思い立つこともありますよね。

このステイン自体に害はありませんが、ステインをそのまま放置しておくと汚れが上に重なり、より着色しやすくなってきてしまいます。
さらにステインがついていると表面がざらざらになるので、その上にプラークが付きやすくなります。

ステインがついてしまったら、残念ながらどんな歯磨き粉を使っても落とすことはできないので、歯科医院でクリーニングをして表面をツルツルの状態にしていきましょう。

歯のクリーニングの際には、その方の着色の量や範囲に合わせて研磨剤や道具(ブラシなど)を選択しクリーニングしていきます。

無理な力で汚れを落として歯面を傷つけると、またさらにその傷の上に汚れが付きやすくなってしまう為、それを防ぐためにより良い研磨剤を選んでクリーニングしています。

今年の汚れは今年のうちに!歯医者さんでキレイにしましょう!

親知らず

こんにちは!

ときわプロケア歯科クリニック、助手の新山です。

今日は、親知らずについてお話ししたいと思います。

 

親知らずとは、大臼歯(大人の奥歯)の中で最も後ろに位置する歯であり、第三大臼歯が正式な名称で、智歯(ちし)とも呼ばれています。

永久歯の中で最後に発育します。永久歯は、通常15歳前後で生え揃いますが、親知らずは生える時期が概ね10台後半から20代前半であり、親に知られることなく生えてくる歯であることが、その名の由来だとも言われています。

一般的には、上アゴ左右2本と下アゴ左右2本の計4本ありますが、もともと親知らずの無い人や必ずしも4本揃っていない人など個人差があります。親知らずの生えてくる場所が不足している、あるいは萌出方向(生える方向)が通常と異なるために、埋伏(埋まった状態)していたり、傾いてきちんと生えてこないことがしばしばみられます。

親知らずは、歯肉に部分的に被ったままになることにより不潔になりやすく、歯肉の炎症を起こしやすい状態となってしまいます。これを智歯周囲炎(ちししゅういえん)と呼び、20歳前後の人に発生する頻度の高い疾患です。

親知らずの抜歯は正常に生えている場合には、普通の歯を抜くのと同様に比較的簡単に抜くことができます。しかし、親知らずの大部分が骨の中に埋まっていたり、歯の根っこの形が複雑だったりすると、歯肉を切開したり、骨や歯を削ったりするため抜歯するにもかなりの注意と手間が必要となります。

親知らずを抜くにはメリットとデメリットがあるので、歯科医師と十分に相談されてから決断することをお勧めします。

血をサラサラにする薬を飲んでいる患者さんの処置

こんにちは!札幌市南区にあるときわプロケア歯科クリニック 歯科医師の今多です。

 

今回は「血が止まりにくい薬を飲んでいる患者さんの観血的処置」について取り上げてみようと思います。

 

「血が止まりにくい薬」というのは、よく言う「血をサラサラにする薬」と言い換えられます。「血をサラサラにする薬」は様々な疾患が原因で多くの方(数百万人とも言われています)が服薬しているのが現状です。

 

「血をサラサラにする薬」というのは専門用語でいうと抗血栓薬(抗凝固薬と抗血小板薬)と言います。簡単に言うと、血栓(血の塊)ができにくくする薬です。例えば、血管に血の塊が詰まってしまうと、血管の位置によって脳梗塞や心筋梗塞を惹き起こします。一度これらの病気に罹った人は、再発するのを防ぐために抗血栓薬を服用していることが多いです。

 

では、抗血栓薬と歯科治療とはどんな関係があるのでしょうか。

歯科治療は、出血量こそ少ないですが観血的処置(=血が出る処置)が多いのが特徴です。抗血栓薬を飲んでいると、飲んでいない人に比べて血が止まりにくくなります。例えば抜歯後になかなか血が止まらないということが考えられます。こういった理由から、抗血栓薬を服用している患者さんに対して抜歯等の観血的処置を施す場合は、服薬を中断してもらうことが一般的だった時期がありました。しかし処置日を含む数日間、抗血栓薬の服用を中止した結果、脳梗塞発症のリスクが3倍に上昇したり、血栓塞栓症(=血の塊が血管につまること)が生じたりといった弊害が報告されるようになりました。

 

それらの報告を受け、日本循環器学会のガイドラインに「抜歯時には抗血栓薬の継続が望ましい」と明記されるに至りました。1本の歯の抜歯と、脳梗塞を天秤にかける(お薬を止めることによるメリットとデメリットのバランス)と、この流れは当然と言えます。

 

ということで、抗血栓薬を服用している患者さんに観血的処置を施す場合でも、基本的にお薬はお休みしません。しかし、血が止まりにくいのは程度の差こそあれ否定できません。抜歯を例にとれば、通常の抜歯では歯を抜いた後は圧迫すれば基本的に止血は完了しますが、抗血栓薬を服用している患者さんでは止血剤(体に吸収されます)を抜歯窩(=抜歯後の穴)に詰め、縫合し、そのうえで圧迫する必要があります。また、診療室で止血したと判断して帰宅していただいた後に、だらだらと血が滲んでくるということも可能性としてあり得ます。

 

診療室では、健常な方の処置にも気を付けていますが、こういったお薬を服用している患者さんの処置にもしっかりと気を付けて治療を行っています。安全に治療を行うためにも、お薬手帳は忘れずに持参してくださいね。